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役員賞与

役員賞与とは、取締役および監査役の職務執行の成果に対して、名目のいかんを問わず、原則として臨時的に支給される給与で退職給与以外のものをいいます。会社法のもとでは利益処分ではなく、役員報酬と同様の手続きで支給されます。

①決算日
当事業年度の職務に係る役員賞与の見込み額500,000円を引当金に計上しました。

②株主総会決議の日
役員に対する当期の職務に係る賞与500,000円を支給することが株主総会で決議されました。

③支給日
役員賞与500,000円、役員賞与から控除する源泉所得税・社会保険料等100,000円、差引400,000円を現金で支払いました。
役員に対する当期の職務に係る賞与500,000円を支給することが株主総会で決議されました。

役員賞与は、会社法により、利益処分ではなく、その発生した会計期間の費用として処理することとなりましたので、これを支払った場合には、すでに計上してあります未払役員賞与を取り崩す処理を行うことになります。また役員賞与は、法人税法上、原則として損金の額に算入されません(使用人兼務役員の使用人分で一定の要件を満たすものは除く)が、事前確定届出給与にかかる役員賞与は損金の額に算入されます。

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