税務コラム

関信会広報部 編集長後記

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かんしんえつ 2011年12月

12月に入り急に寒くなり、電車内にはマスク姿が増えてきた。この間まで「暑いですね」と言っていたのに「寒くなりましたね」とあいさつが変わった。年末から年明け、その後の一番寒い季節が税理士の繁忙期になる。支部例会でも、所轄税務署から確定申告に関する説明やe―Taxのお願いがあった。申告用紙は国税庁HPからダウンロードするように、ダイレクト納付を推進していきたいとのことだ。

先日、さいたま市で開催された内閣府主催の「番号制度シンポジウム」に行ってきた。国民すべてに番号を振り、国や地方公共団体だけではなく、金融機関や証券会社等の協力により法定調書等を充実させれば、経費等の計算が必要な所得以外は、ほとんど把握できるようになると聞いた。本人にとって利便性が高いと言うのだが、信じられない。内容の確認は本人と代理人である税理士も可能となるようだが、情報の管理や安全性には不安が大きい。

どちらの話も、インターネットに接続できるパソコン等を使うことが前提だが、その環境が整わない人も多い。税理士の中にもいるに違いない。

ある税理士会で、理事会等の資料を印刷して配布することをやめ、各人が事前にダウンロードし、会議にはアイパットを持参するようにしたそうだ。関信越会でそうなったら私もついていけそうもないが、本や雑誌も紙ではなくアイパットやスマートフォンで読む人が増えている。

そのうち、会報も紙ではなくなる時代がくるかもしれない。今もHPには掲載しているので、紙と比べていただきたい。

情報を早くほしいときにはインターネットだが、新聞紙を広げて読みたいというのが私の本音。

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