税務コラム

関信会広報部 編集長後記

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かんしんえつ 2011年11月

10月末にハロウィンが終わったら、すぐにクリスマスのイルミネーションがはじまった。今年は、節電を意識してLED照明にしたというが、それならばいっそ今年はやめるとか点灯期間や時間を短くすることはできないものか。厳しい景気の中だから少しでも華やかにして、盛り上げようという考え方もあるが。

京都御所と正倉院展に行ってきた。奈良や平安の時代から続く歴史の重さを感じる。財宝の数々、建物は途中建て直しをしているもののかつての様式を守り今も維持していることはすばらしい。紅葉にまだ早いが、観光客でどこもいっぱいだ。不景気のかけらも見えない。外国の方々をのせた観光バスも多く、「フクシマ」の影響は感じない。紅葉の季節にはもっとたくさんの人が訪れるのだろう。

東北地方には、紅葉や寒さが早くやってくる。世界遺産に登録された平泉の中尊寺にやってきた多くの観光客と紅葉の写真が新聞にあった。被災地にも足をのばしてほしい。

被災された方々が、住みなれた家を離れて迎える今年の寒さや心痛はいかばかりか。新しく家を建てるにしても、二重ローンを負担することは難しい。一方、EUでは、ギリシャの過剰な債務の減額を決めたという。国の借金が棒引きになるのであれば、被災者の住宅ローンもなんとかならないものか。

野田首相は、国内ではなく海外で消費税の増税を表明した。復興のために法人税と所得税で手当すると決めておきながら、裏切られた気持ちになった。環太平洋連携協定(TPP)も目が離せない。

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