かんしんえつ 2011年8月
節電のためエアコンの使用を控えめにしようと思っていたら、先月末エアコンが故障して使えなくなった。かっこつけていられなくなり、窓をあけて風を入れ、暑さに耐えて仕事している。来客はお断りし、近くの喫茶店で打ち合わせをする。業者から、エアコンの在庫がないため、工事はいつになるかわからないと言われ、泣きそうだ。
東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律(震災特例法)」が4月に公布・施行され、申告期限が到来した地域もある。しかし、被災地における個人所得税の申告等はこれからが本番になる。
震災後、景気の低迷が続き、被災地以外の地域も売上減少が止まらない。顧問先の数字を見ていると、税理士の仕事も減るのではないかと不安になる。経営者が、売上を上げるために努力をするのは当然だが、従業員の解雇や事業所の閉鎖、無駄な費用の洗い出しなどの中で「先生、悪いけど・・」と言うことがある。今は、税理士もいっしょに痛みを分ける時だと割り切り、値下げの相談に応じるしかない。
先日出かけた観光地でも、ホテルや旅館の倒産、飲食店等の閉店が多いと聞いた。泊まったホテルもロビーや廊下が節電のため薄暗く、人影少なく寂しそうに見えてしまった。山々や海、木々の緑や花々は自然のままで美しいのに、人間の気持ちが落ち込み、負けているようだ。
「がんぼろう!日本」をスローガンに夏の高校野球大会が、開催される。地元や出身地、東北地方の高校を応援して、私たちも元気になりたい!