かんしんえつ 2011年7月
節電の夏がやって来た。天気予報といっしょに東電の電気予報を見るようになった。電力に余裕があるかを確認してから、エアコンを使うようになった。関東信越税理士会の中で、熊谷、伊勢崎、館林など最高気温を競い合っている。さいたま市も負けないくらい暑い。夏の間の会合や研修は避けたいものだ。
先日、軽井沢で研修を受けてきた。緑が多く、木陰を歩くと涼しくて気持ちが良い。家族や事務所スタッフは、遊びだと思っているようだが、3日間しっかり勉強してきた。
平成23年度税制改正については、期限切れ法案と年金所得者の申告不要等は成立し、税制抜本改革の一環をなす改正と国税通則法等の改正は先送りとなった。昨年１２月の税制改正大綱を受けて、例年通りの改正があるものとして顧客の相談を受けてしまったという参加者の話もあり、人事とは思えない。
「大きな政府」は国民すべての社会保障等に責任を持ち、「小さな政府」は最低限の保障のみで国民の自己責任にまかせるという考え方に基づいているのだと聞いた。生活保護や失業給付等を金銭で支払うと、格差が広がるというのも、今まで思ってもいなかった。金銭ではなく、仕事につくための訓練や医療等のサービスをすることによって、自分の力で生活していけるようにすることが大切だという、北欧諸国の紹介もあった。わが国では、子ども手当の現金支給の財源不足が問題になっているが、保育所の増設、給食費無料の方が現実的だ。
厳しい暑さがしばらく続きそうだ。水分と睡眠と栄養をしっかりとり、皆様熱中症にはならないように！
